
・楽天証券を利用しています
・信用取引はしていません
・なのになぜか「預り金がマイナス」になっています~!
そんなときの解消方法をご紹介します。
実際に私も楽天証券を利用しているユーザーのひとりです。
先日、米国ETFを購入した数日後に気付きました。
「預り金がマイナスになっている~!」と。
マイナスの数字はいつ見てもドキッとしてしまうものですね。
今回は、信用取引をしていないのに預り金がマイナスになってしまう問題を解決したいと思います。
楽天証券の預り金とは
楽天証券は、マネーブリッジ機能の「自動入出金(スイープ)」という便利な機能がついています。
これは、株を買う際に必要な金額を楽天銀行口座の現金から即座に注文をすることができるものです。
しかし、「海外ETF」や「米国個別株」の購入では、「自動入出金(スイープ)」での注文ができません。
したがって、事前に楽天証券口座に現金を預けておく必要があります。
詳細は以下の記事をご確認ください。
預り金のマイナスが発生
さて、実際に楽天証券口座に入金して米国ETFを購入します。
無事に購入が完了。
総合サマリーを確認してみると・・・なななんと!
預り金がマイナスになっているではありませんか!

預り金の詳細を見てみても、やはり同じ状況です。
信用取引を行っている方は、株価が急落して決済損が発生するなどによって不足金が発生する場合があるようです。
ただ、今回は現物のみなので、不足金が発生したわけではないはずです。

マイナスになる原因
楽天証券のカスタマーサービスセンターに問い合わせて確認をしました。
預り金がマイナスになる原因は、2つ考えられます。
※「自動入出金(スイープ)」とは、楽天証券に残った預り金が自動的に銀行口座に戻してくれる機能です。

ざっくりと時系列に沿って解説をすると・・・
・まず、楽天証券の預り金に100,000円があるとします。
預り金:100,000円
・米国ETF10株を日本円決済で注文します。この時のドル/円の為替レートをもとに計算されます。仮に円換算で10株が80,000円だったとします。
注文:80,000円
・午後22:00頃。米国ETF購入に必要な80,000円を残して、20,000円が「自動入出金(スイープ)」機能によって楽天銀行口座に戻されます。
預り金:0円
(80,000円が注文用に拘束された状態)
・米国市場の時間に、注文していた米国ETF10株が約定すると、翌国内営業日の午前10:00頃の為替レートで金額が確定します。注文時とのレートの差が発生し、実際の約定金額が80,203円になったとします。
約定:80,203円
・すると、口座に80,000円しか残っていない状態なのに80,203円で購入したことになるので、預り金がマイナス203円になってしまいます。
預り金:-203円
これが、信用取引をしていないのに預り金がマイナスになった原因です。

マイナスを解消する設定方法
すでにマイナスになってしまっている場合は、現金を入金すると解決します。
ただ、もう一度米国ETFや米国個別株の購入をすると、同じことが発生する可能性がありますので、楽天証券口座に一定の金額が残るように設定してあげるとよいでしょう。
設定の手順を見ていきます。
楽天証券ウェブサイトの画面右上にあるメニューから
「入出金・振替」を選択します。

画面中央にある「設定状況の確認は、こちら」を選択します。

「自動出金時に楽天証券口座に残す金額」を設定します。
今回は「1万円」で設定してみます。

設定は以上で無事に終了です。
最終確認
あとは、楽天証券口座に再び入金し、預り金をプラスに戻します。
その後、「自動入出金(スイープ)」によって楽天証券から楽天銀行に預り金が自動的に移動しますが、楽天証券の預り金がマイナスにならずに1万円が残っていれば解決となります。
では、楽天証券に10万円を入金してみましょう。

預り金が「マイナス203円」の状態に「10万円入金」した訳ですから
「99,797円」となったことで、相殺されたのがわかりますね。
これでひとまずマイナスは解消されました。

その後、夜間に「自動入出金(スイープ)」によって預り金が銀行口座に移動しましたが
設定した1万円はしっかりと残り、マイナスになることはなくなりました。

以上で、楽天証券の預り金マイナス問題は無事に解決です。
次回以降、米国ETFや米国個別株を購入しても大きな金額の注文や為替レートの大変動がなければマイナスになることはなさそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
これからも、資産運用を一緒に楽しみながら頑張っていきましょう!
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